ジカ熱やデング熱の原因となる蚊を効果的に撃退する方法とは?

以前の記事「ブラジルで感染拡大しているジカ熱ってどんな病気なの?」にも書いたが、ジカ熱や、昨年国内でも感染が確認されたデング熱を媒介する蚊を効果的に撃退する方法はあるのだろうか?

成虫になった蚊は飛ぶので撃退するのは大変だ。しかし、幼虫であるボウフラは水の中に生息し、羽化しない限りは水中に留まるので、ボウフラを撃退するのが最も効率がよいと思われる。

そこで、日本の特許庁のデータベースで、請求の範囲と要約に「ボウフラ」を含む特許出願を調べてみた。その結果、ボウフラの撃退方法は大きく分けて3種類あるようだ。

(1)水中に薬剤を散布して撃退するもの

(2)超音波によって撃退するもの

(3)容器の構造によって撃退するもの

最初の(1)は、例えば、銅イオンや塩素系の薬剤が有効らしい。また、環境を考慮したハーブ系の薬剤も効果があるようだ。

つぎの(2)は、超音波を水中に照射することで、ボウフラを撃退するようだ。

最後の(3)は、容器の構造を工夫することで、ボウフラが水面で呼吸できなくすることで撃退するようだ。

外国では、どんな撃退方法があるのかGoogleで検索したことろ、このようなサイトを発見した。

水面にさざ波を作り出すことで、ボウフラを撃退するデバイスのようだ。弁当箱くらいのサイズのデバイスだ。

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水面に浮かべると水を検知して自動的に動作を開始し、10分間隔でポンプをオン/オフして水面にさざ波を発生する仕組みのようだ。さざ波は半径2メートルに到達するので、都市部の殆どの水たまりで使用できるとのこと。

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内部には、エアーポンプと、モーターと、充電可能バッテリーと、駆動回路が内蔵されているよう。充電可能バッテリーは、箱の上部に設置された太陽電池で充電されるようだ。制作費用は10ドル(約1,200円)以下と安く抑えることができるそうだ。

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制作者が検証したところ、さなぎになったボウフラを死滅させることはできなかったけれど、2時間以内には大部分のボウフラが死滅し、最終的にはボウフラが存在しない状態になったとのこと。半径2メートルだと、少しパワーが足りないかも知れないが、もう少し強力にしたものを、学校、公園等にある池やプールに配置すれば、ボウフラを安価に効率良く駆除できるかも知れない。